「決意を持続させることのできる習慣は最大の怪物(モンスター)である。」
(三島由紀夫*)
熱しやすくて冷めやすい三日坊主は何も掴むこと獲得することができずに、ただ徒労に終わるのである。では、その決意を阻むものは何か、一瞬の快楽への誘惑である。それではその快楽を阻むにはどうするか、それが習慣化なのである。習慣化以外に決意を持続させるいかなるものもない。この箴言は、常に、自分のダメさ加減を自覚させてくれるのである。
三島由紀夫(みしま ゆきお)-大正14(1925)年1月14日 -昭和45(1970)年11月25日。東京生まれ。日本の小説家、劇作家、随筆家、評論家。本名は平岡 公威(ひらおか きみたけ)代表作は小説に『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』『鏡子の家』『憂国』『豊饒の海』他、戯曲に『近代能楽集』『鹿鳴館』『サド侯爵夫人』他がある。昭和45(1970)年市谷駐屯地(現・防衛省)のバルコニーで憲法改正と自衛隊員にクーデターを促す演説をしたのち、割腹自殺。
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